さいたま市、東大宮駅すぐの歯医者、マスダ歯科医院です。
インプラント治療は体の負担は軽度とはいえ、手術のカテゴリーになっており、多少ではありますが痛みや腫れを伴います。
これらの症状の程度と持続期間は個々の患者の状況や治療の進行具合によって異なりますが、一般的なものを以下に示します。
手術直後の痛みと腫れ
手術中には局所麻酔が使用されるため、手術自体の痛みは感じませんが、麻酔が切れた後、痛みを感じ始めます。通常、痛みは軽度から中程度で、通常の鎮痛剤で管理できます。痛みのピークは手術後24~48時間と言われています。 腫れに関しては、手術後24~72時間がピークとなりますが、1~2本のインプラント埋入手術の場合、ほとんどの方は腫れることはありません。腫れは炎症反応の一部であり、体が組織を修復しようとする自然な反応です。大きな手術を行った場合、腫れを最小限に抑えるために、頭を高くして寝ることも推奨する場合もあります。
1週間以内の経過
手術後3~7日以内には、痛みや腫れは徐々に治まり始めます。この期間中もまだ若干の不快感や腫れが残ることがありますが、ほとんどの患者は通常の生活に戻ることができます。鎮痛剤の使用頻度も減少し、痛みが和らいでいきます。
長期的な経過
1週間から2週間経過すると、多くの患者で痛みや腫れがほとんど消失します。歯茎や周囲の組織の状態も安定し、インプラントがしっかりと骨に結合するまでの期間に入ります。このインプラントと骨が結合することを「オッセオインテグレーション」と呼ばれており、通常は3~6ヶ月かかります。特に骨がしっかりとインプラントを取り囲むまでの期間中は、慎重なケアが必要です。
個々の違い
痛みや腫れの持続期間や程度は個人差がありますが若年層や健康な人では回復が早い傾向がありますが、インプラント治療は比較的体のダメージの低い治療です。しいていうならば、喫煙歴や糖尿病などの慢性疾患を持つ人では回復が遅れることがあります。また、手術の規模(例えば、複数のインプラントを同時に挿入する場合)や手術の難易度(骨移植が必要な場合など)によっても影響を受けます。
アフターケアの重要性
痛みや腫れを最小限に抑えるためには、適切なアフターケアが不可欠です。医師の指示に従い、抗生物質の服用や口内洗浄剤の使用を怠らないことが重要です。また、手術後の最初の数日間は激しい運動やアルコールの摂取を避けることが推奨されます。歯茎の保護のために柔らかい食事を心掛けることも大切です。
最新の研究では、納豆を食べる事がインプラントと骨の回復に良い事が分かってきました。
その他
インプラントの手術を行ってから2週間以上経過した後に、通常の範囲を超える痛みや腫れなどが診られる場合は早めに受診してください。
インプラント治療の成功には、適切な術後ケアと定期的な歯科検診が欠かせません。長期的な視点で見れば、インプラントは自然な歯と同様に機能し、生活の質を大幅に向上させることができます。
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歯科医師 内田