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インプラントのメインテナンス

さいたま市、東大宮駅すぐの歯医者、マスダ歯科医院です!

 

今回のブログのテーマはインプラントのメインテナンスについてです。

インプラント治療は上物をいれたらそれで終わりではありません!インプラントを長持ちさせ、口の中や身体の健康を維持するためにメインテナンスがとても重要になります。

そこで、メインテナンスが重要な理由とセルフケア・フッ素について説明していきます。

 

インプラントのメインテナンスが重要な理由

インプラントと天然歯の違い

 

 

 

 

 

 

※歯根膜とは、歯と骨の間に存在する繊維のような組織です。

歯根膜の主な役割としては

  • 噛んだ時の衝撃を和らげる(クッションのような役割)
  • 噛んだ感覚を感じる(センサー)
  • 過剰な力がかかったら筋肉をコントロールする(開口反射)
  • 歯を固定する
  • 継続的な力がかかったとき、歯を動かし組織を再構築する

が挙げられます。

 

①インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)の予防

インプラント周囲炎は、インプラントと結合している骨にまで炎症が起こる病気、つまりインプラントの歯周病のことです。インプラントには※歯根膜がなく、結合繊維が一方向しかありません。また、線維芽細胞がすくないため、歯の周囲の粘膜に比べてインプラントの周囲の粘膜は炎症に対する抵抗力や修復力が低いです。インプラント周囲炎になると骨吸収のスピードが天然歯より早いため、早期発見やメインテナンス、セルフケアの習得が重要になります。

 

②インプラントに関わるトラブルの予防

インプラントは長年使用すると、破折やネジの緩みなどが起きる可能性があります。また、インプラントは※歯根膜がないため、インプラントにダイレクトに衝撃が加わります。歯ぎしりや食いしばりが強い場合はインプラントや残存歯、顎の骨などに影響を及ぼすため、メインテナンスを受け、噛み合わせの状態や揺れているところはないか、欠けているところがないかなどを確認してもらうことが大切です。場合によって、噛み合わせの調整やマウスガードの作成が必要になることがあります。

 

セルフケア・フッ素

インプラントを守るためのセルフケアについては、インプラントの上部構造装着後は歯ブラシや歯間ブラシなどを使用し、丁寧にケアをしていきます。

歯ブラシはやわらかめの歯ブラシを使うようにします。硬めの歯ブラシはインプラントが傷つく恐れがあります。

 

歯間ブラシは歯間のサイズにあったものを使用し、インプラント用の歯間ブラシを使うようにします。

 

 

 

 

 

 

 

歯磨き粉は粒入りの歯磨き粉を選ばないようにします。

その理由としては、

  • 歯と歯肉の間に粒が入り込みインプラント周囲炎になる恐れがあるため
  • インプラント歯面が粗造になり、菌が付着しやすくなるため

が挙げられます。歯磨き粉は低研磨または無配合のものを使うようにします。

 

 

フッ素についてはインプラントにはよくないと聞いたことがあるかもしれません。現在、日本口腔インプラント学会の見解としては、口腔内の全体を管理することを考えてインプラント患者様へのフッ素の使用は推奨する論文、しない論文様々です。このため、当院では歯科医院で取り扱っている高濃度のフッ素(9000ppm)は、術者の判断で使用する場合があります。市販のフッ素(1450ppm以下)も患者様の口腔内の状態によってはセルフケア時には使ってもらうこともありますので心配な方はご相談くださいませ。

 

その他、セルフケアについてわからないことなどございましたら当院の歯科衛生士からご提案させていただきますので気軽にお申し付けください。

 

 

インプラント治療についてもっと詳しくお知りになりたい方は、こちらをご覧ください。

https://www.masudashika-implant.net/

 

(歯科衛生士 大井)