当院では、コンピュータ制御で歯の被せものや詰めものを削り出すCAD/CAMセレックシステム「in Lab MC X5」を導入しています。
ヨーロッパや欧米を中心に、世界中で導入されているシロナ社製の機器を採用していますが、当院で導入しているモデルは、一般的な歯科医院用のセレックシステム(4軸加工)とは違い、歯科技工所で使われる5軸加工のプロフェッショナル仕様モデルとなります。
この5軸加工ができる最上位のセレックシステムによって耐久性と精度が高く、患者様が長く安心して快適に使える詰めもの・被せものの作製が可能となっています。
また当院では、全て機械任せにするのではなくセレック専門の歯科技工士も在籍し、修復物の更なる精度を追求しています。
セレックin Lab の特徴
その1. 治療期間が短くスピーディー
セレック専属の技工士が在籍し、院内で技工物の作製が完結できるため来院回数が少なくて済みます。
ご希望によっては最短1日で治療を終えることができます。
(※1日で行う場合は別途オプション料金がかかります)
その2. 強度・適合・精度の高い詰めもの、被せものが作製できる
最新の3D技術を駆使したCAD/CAMシステムにより、強度・適合・精度に優れた詰め物・被せ物の製作が可能です。
通常の歯科技工の場合は、材料を溶かしたり盛ったりするため技工物が変形することがありますが、セレックin Labの場合はミリングマシンによる「ブロックの削り出し」によって作製していきますので、強度・適合・精度に優れた詰め物・被せ物を作ることができます。
その3. 患者様への負担が少ない
口腔内スキャナーによる光学印象にて採得するので、通常の印象材を使った型取りの苦痛がありません。
※精度を高めるために印象材を使うことがあります。
セレックin Lab の治療の流れ
- 1.カウンセリング
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治療に入る前に、歯に関して気になっていること、修復物についてお望みのこと、ご要望をヒアリングします。
それをもとに、治療計画を立て治療方法をご説明し、完成形のイメージを共有させていただきます。 - 2.スキャン
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最新の3D光学スキャナーを使って素早く印象採得を行います。
それを3Dデータ化してセレックシステムに取り込みます。
通常の場合は、ドロッとした印象材を使って型取りを行いますが、光学スキャナーの場合、不快感なく素早く型取りが可能です。 - 3.設計
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スキャンした3D画像をコンピュータの画面上で修復物の設計をしていきます。
この段階で微妙な調整を行い、患者様のお口に合う修復物にしていきます。 - 4.加工
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院内のミリングマシンにて削り出しを行います。
最後の調整を専属の歯科技工士にて行うことで、更に精度の高い修復物に仕上がります。 - 5.修復物のセット
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作製した修復物をお口の中にセットして完成です。